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コラム/2023-03-10

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愛着形成と愛着の回路⑨愛着の回路を形成するヒント(4)

<前回からの続き>

前回お書きしたヒントを基に、
ご自分の中の”親の部分”が距離を保ったまま”子供の部分”の訴えを聴く事
ができれば、
「相互調整」に移ります。


以下、そのヒントをお書きします。




⑨愛着回路を(再)形成する(4)

(4)自分の”親の部分”(大脳皮質側)と”子供達の部分”(大脳辺縁系側)との間
 で相互調整してゆく

”子供の部分”の訴えを否定せずに共感的に聴く

「”怒りんぼちゃん”は、”寂しがり屋さん”が寂しがって泣いてたから
  助けてあげようと思って、あの人を叱ってくれたんだね?!」


その”子供の部分”に謝罪と感謝を伝える

「なのに私はあなたの事を否定してきた・・・今迄ゴメンね。
  そして、助けようとしてくれてありがとう。」


その”子供の部分”へ愛情表現をする

「そんな優しくて強い”怒りんぼちゃん”は私にとって大切な存在よ!
  今迄何度も妹達を守ってくれたんだね!」
 と(イメージで)肩をポンポンと叩く


その”子供の部分”の反応(感情・感覚等)を感じる

(そう言われてそうされてる”怒りんぼちゃん”はどう感じているのかな?)
 とイメージし、
「あっ、”怒りんぼちゃん”はわかってもらえたと感じて、
 表情も和らいで、肩の力も抜けてうるうるした目で私を見つめている
 ・・・」


E”子供の部分”の反応によって生じた自分(”親の部分”)の反応(感情・感覚等)
 を感じる

「この子の今の様子を感じて、私まで胸が熱くなってウルウルきちゃった
  ・・・」


F上記の「D」「F」を子供と親の”両方の部分”が落ち着くまで繰り返す

「私のこの様子を感じて、この子はどう感じてるかな?・・・
  なんか、”わかってもらえた”って感じて、
  笑顔になって抱きついて来た感じ・・・」
 ※その「抱きついてる感じ」と「抱きつかれてる感じ」を交互に感じます


Gその出来事に関わりのある全ての”子供の部分”に同様の相互調整を
 行ってゆく

(”怒りんぼちゃん”との相互調整が終わって)
  次は寂しがり屋さんとお話できる?」
 等と他の”子供の部分”に対しても相互調整をしてゆく。




以上、
愛着形成と愛着の回路についてお書きしてきましたが、このやり方は、
ほんの一例をお書きしたに過ぎませんので、その人に合った方法を
見つける必要があると思います。

「愛着回路の(再)形成」はかなりデリケートなものになると思われますので、
お独りでは難しい場合は、お気軽にご連絡を下さい



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