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コラム/2023-04-03

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統合失調症➉本当の?原因<仮説(1)>

<前回からの続き>

「統合失調症」について、私が常々疑問に思って来た事があります。

それは、統合失調症の発症の原因の一つと推測されている
「脳の発症脆弱性」(=発症し易い脳の構造や機能の異常がある)

つまり
「脳の神経伝達物質の機能障害」を遺伝的な要因等で元々持っていた
とされている部分です。


と言いますのは、
もし生まれつき「脳の神経伝達物質の機能障害(発症脆弱性)」を持っていた
とするならば、

統合失調症の発症時期とされる思春期や青年期以前も、
それによる”徴候”が見られるのではないでしょうか?


でも、
それまでは”普通”の生活を送っていた方も多い様です。


また、
もう一つの要因と言われる「ストレス」にしても、
発症する前にも、
環境の変化や家族や学校、職場等での対人関係や勉強・受験、将来への不安
等の多くのストレス(極端な場合は虐待・ネグレクト・親との離別等も)
晒されてきた筈です。


なのに、
それまでは平気だったものが、何故いきなり発症してしまうのか?


更には、
統合失調症とよく似ている症状である
「短期精神病性障害」「統合失調症様障害」等は、
「6ヶ月未満で治り、元に戻る」訳ですし、

「妄想性障害」では、
幻覚、支離滅裂な発言や行動こそ見られないが、
例えば「私は四六時中誰かに見張られてるに違いない」等といった
病識が無い妄想が続く訳です。


それはまるで、ダムの決壊の様に思えてなりません。


例えば、
構造上の問題があったり、
貯水量の限界値を越えて水が貯まり続けたダムの場合・・・

限界値を超えた水を蓄えた場合、
チョロチョロと水漏れし出すかも知れません。

ただ、
徐々に水が引いてゆき、何とか決壊には至らなかった場合が、
上記の3つの障害なのかも知れません。

一方、
貯水量が限界値を越えてダムが耐えきれず決壊してしまった状態が
統合失調症なのではないでしょうか?

そして、
決壊したダムを精査した結果、「側面に亀裂が入っていた」
とか「底面の強度不足」等と、
「ここが悪かった」「あそこが問題だ」と言ったところで、

一番の問題は貯水量が限界値を超えた事であって、
壊れたダムを検査しても、それは元々の欠陥なのか、
決壊した結果壊れたものなのか?区別がつかない事もあるのでは
ないでしょうか?


私の勝手な想像をお書きしますと、
統合失調症発症の一因とされる「脳の神経伝達物質の機能障害」は
あくまで結果であって、そこに至る原因が別にあるのでは?と思います。

それについて次回からお書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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