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コラム/2023-04-10

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統合失調症⑬本当の?原因<仮説(4)>

<前回からの続き>


今回は私の想像のまとめです。




③「統合失調症の本当の原因と考えられるものは何なのか?」

前回までにお書きした事をまとめますと、
私が考える統合失調症に至る原因としては、

A:遺伝的に、或いは生育環境等によって感覚過敏を有している

  特に視覚・聴覚からの不快刺激に対して敏感である


B:何らかの理由で愛着形成が成されなかった、もしくは不十分、
  或いは一度形成された愛着が消失した

  例えば、一度養育者を安全基地とみなし愛着形成が成されたとしても、
  特に感覚過敏が強い子の場合は、思春期・青年期までの間に
  (つまり愛着のパターンが手続き記憶として内在化される前に)
  敏感過ぎるが故の誤解や思い込みによって、
  愛着形成がリセットされ、安全基地を失ってしまったと思われるケースも
  何例も見てきました。


C:そうなると、まるで安全な場所が無い戦場の中を生き抜く
  様な感覚になり、
  ありとあらゆる防衛機制・防御反応を武器に生きてゆく事になる


D:そのストレスの蓄積が限界を超えた場合や、
  それでは防ぎようの無い大きなストレスに晒された場合は、
  生命維持の最終兵器である脳幹が働き、
  直接前頭葉を支配する様になる


E:生命維持の方法としては、
  ドーパミンを活用し「陽性症状」にもってゆき、
  恐怖・脅威から目を逸らさせる手法
  と
  セロトニンを活用し「陰性症状」にもってゆき
  ”擬死状態”となって身を守る手法がある


F:その結果、生命維持に関係が無い前頭葉等の部位は
  活動低下し、委縮してゆく



  
以上、
私の勝手な想像をお書きして来ましたが、

万が一私の推論があたっていたとしても、
現に統合失調症に苦しまれているご本人やご家族はどうすれば良い
のでしょうか?

次回からは統合失調の寛解に向けての治療のうちの薬物療法について
お書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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