コラム/2023-04-24
統合失調症⑲寛解に向けて~心理療法(4)
<前回からの続き>
前々回にお書きした方法(①前頭葉の機能を回復させる)
と
前回お書きした(②大脳資質と辺縁系の機能と連携の強化)が
充分に成されれば、
「感覚過敏」の環境調整や「愛着形成」、
(必要があれば)「トラウマ処理」等へ移ります。
③「感覚過敏」の環境調整・「愛着形成」・「トラウマ処理」
(1)「感覚過敏」への環境調整
できるだけ不快な音や声、他人の気配等を感じずに済み、
視覚的にも非刺激的な場所を確保する、
或いは、イヤーマフ・ノイズキャンセリング、サングラス等を駆使しして
本人にとっての不快刺激をできるだけ防御する、等
(2)「愛着形成」
本人自身の「大脳皮質」と「辺縁系」の間で愛着形成を図ってゆく
※その詳細は以前にお書きしましたので、今回は割愛させて頂きます
(3)「トラウマ処理」
必要があれば、
EМDRでも、TAゲシュタルトでも、NLPのスイッシュでも、
その人にあった方法でトラウマの処理を行います
※これも以前にお書きしましたので、割愛します
以上、
ここまで統合失調症について、その考えられる原因と寛解に向けての
方法・手段をお書きして来ました。
本疾患で悩まれておられるご本人やご家族の方の中で、
ご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡下さい。
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