コラム/2023-05-17
感覚過敏~他人の顔色に動揺しない様になる為のヒント②
<前回からの続き>
<他人の顔色に動揺しない様になる為のヒント(2)>
D「④」の他者に対する防衛については、
趣味・嗜好や考え方を共有できる様な繋がれる相手が居そうな”居場所候補”
を見つけたら、そこは(職場・学校・家庭等に比べて)比較的逃げやすい場所
ですので、
「ダメだったら他の居場所候補を探そう!」という意識で、
相手の自分への評価に向いている敏感さのベクトルを相手に向けて、
相手の表情や言動・考え方、雰囲気等を評価してゆく事に専念しましょう。
つまり、
「この人はなんかマウントを取ろうとしてる感じがする・・・
そんな人は嫌いだから、この人には近づかないでおこう。
でもこっちの人は裏表が無さそうで、親しみやすい感じがして、
結構好きかも。この人に近づいてみよう」等。
E「⑤」の他者の理想化については、
敏感さを持った人は、
相手が自分の理想通りの反応・対応をしてくれないと混乱し、傷つく訳です。
ですから、
自分の理想通りの反応を求める事は一旦置いておいて、
上の「D」のやり方で相手を評価した上で、
相手がどんな反応をしてくるだろうか?と予想を立てておきましょう。
例えば
「この人は人を馬鹿にしてる気がする・・・私はこの人嫌いだわ。
だとすれば、私がこう言ったら、また上から目線で馬鹿にした笑いで
否定してくるだろうな」等。
⇒そして案の定、相手がそういった態度を取ってきたら、
「ほらやっぱり!本当に嫌な人だなあ」等と、
できるだけ正確に相手を評価しておいて、
予想との誤差を少なくしようとしましょう。
何故ならば、
敏感な人にとっては「予想と違う事」が起きた時に混乱し、
大きく動揺してしまうと考えられるからです。
F「⑥」の愛着の形成不全については、
以前お書きした通り、
自分の大脳皮質と大脳辺縁系との間で愛着の(再)形成を行う事で、
「動揺してもすぐに自分で落ち着ける」
「傷ついてもすぐに自分でケアできる」
状態に持ってゆきましょう。
つまり、
敏感さ故の混乱・動揺し易さや傷つき易さは変えられませんが、
すぐにケアできる様になれば良い訳です。
※お独りでは難しい場合はお気軽にご連絡下さい。
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