コラム/2023-08-18
パーソナリティ(人格)障害の10種類
<前回からの続き>
米国精神医学会による診断マニュアル(DSM-5)では
パーソナリティ障害は以下の10種類に分類されています。
◎A群(奇妙または風変わりな様子が特徴的)
①妄想性パーソナリティ障害
:不信と猜疑心
②シゾイドパーソナリティ障害
:他者に対する無関心
③統合失調型パーソナリティ障害
:奇妙または風変わりな思考と行動
◎B群(演技的、感情的、または移り気な様子が特徴的)
④反社会性パーソナリティ障害
:社会的無責任、他人の軽視、欺瞞、自分の利益を得るための他人の操作
⑤境界性パーソナリティ障害
:一人でいることに関する問題(見捨てられる恐れによる)、
感情や衝動的行動をコントロールすることの問題
⑥演技性パーソナリティ障害
:人の注意を引きたい欲求と劇的な行動
⑦自己愛性パーソナリティ障害
:もろい自尊心、賞賛される必要性、
および自分の価値についての過大評価(誇大性と呼ばれる)
◎C群(不安や恐れを抱いている様子が特徴的)
⑧回避性パーソナリティ障害
:拒絶される恐れによる対人接触の回避
⑨依存性パーソナリティ障害
:服従と依存(世話をしてもらう必要性による)
➉強迫性パーソナリティ障害
:完全主義、柔軟性のなさ、頑固さ
次回から①~➉の10種類のパーソナリティ障害の
私なりに考える原因と寛解に向けてのヒント
を一つ一つお書きしてゆきたいと思います。
<次回へ続く>
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