コラム/2023-10-30
仕事が続かない人へ①その解決策
<前回からの続き>
今回は
「特性と環境の不一致」によって、仕事が続かない人へ、
私が考える解決策をお書きしたいと思います。
まず、
前回もお書きした様に、
私はストレス等によって不安定になった心を”安定させる方向性”として
(1)(不快)刺激をシャットダウンして安定化を図る(GABA・セロトニン型)
(2)(快)刺激を得る事で安定化を図る(ドーパミン型)
(3)人との交流によって安定化を図る(オキシトシン型)
の3つのタイプがあり、
個々人によって、その適正な比率が(恐らく生まれつき)決まっている
のではないか?と考えています。
その推測が正しければ、
その人特有の心を安定させる方向性である、
「(1)」~「(3)」の適正比率と異なった職場環境に入ってしまい、
転職を余儀なくされた・・・。
でも自分の適性比率を知らない為に、
たまたま次の職場も、また次の職場も心の安定を図れる環境ではなく、
結果として転職を繰り返す、
等といった事が起こってくる事もあると思います。
その推論に基づいて解決策をお書きしたいと思います。
<①特性と環境の不一致によって仕事が続かない人の解決策>
(1)自分にとっての心の安定の方向性の適正比率を知る
その為には、以下の質問を自分にしてみる事が役に立つでしょう。
・過去一番安定していた時は?
今迄で心が一番安定していた時期、或いは最近で心が安定していた日
を思い浮かべましょう。
そして、その時(日)の「(1)」~「(3)の割合を考えてみます。
例「先週の日曜日は、朝遅く起きて好きな音楽をベッドで聴いて
午前中はだらだらと過ごした・・・。
夕方に久しぶりに友人と会い、
カフェで2時間程懐かしい思い出話をして、リフレッシュできた。
私の場合は「(1)」「(2)」「(3)」の割合は、7:1:2くらいが
丁度良い気がする・・・」
・もし無限の財力と何でもできる能力を授かれば何をしたい?
例「有り余るお金と何でもできる能力が私にあれば?・・・
結婚して家族を持って、田舎に住んで・・・
でも退屈しちゃうとアレなんで、
毎日キャンプやオフロードバイクを楽しみたいかな?
という事は私の場合は「(1)」「(2)」「(3)」の割合は、
2:4:4くらいが合ってるのかな?」
(2)その適正比率が得られる可能性が高い環境を選ぶ
・事前準備(リサーチ、面接などで必要なポイントを訊く、
シミュレーションする)等
例「私の場合は「(1)」の割合が多く、「(3)」が少ないので
余り人付き合いの必要が無く、黙々とできる仕事がいいな。
黙々とできそうな仕事を探して、
面接の時には昼食はみんなバラバラに食べているのか?
とか、
同僚同士や先輩と飲みに行く機会が多いのか否か?
等も訊いてみよう!」
・環境に入ったら、そこで適正比率を維持する工夫をする
例「今の会社は仕事中もみんな軽口を叩き合って集中できない。
それに、昼食もみんな揃って休憩室で食べるしきたりになっている。
あ~、本当は私は「(1)」の割合が多くて、
「(2)」「(3)」はあまり必要無いのでしんどいなあ~。
まず上司に許可を取って、仕事中はイヤーマフを着けよう。
そして、昼食は早めに済ませ、近くの公園でのんびりしよう。
仕事を早めに終わらせて家でまったりしよう。」
・それでも難しければ環境を変える
次回からは、
「人間関係の悩み」によって、仕事が続かない方に向けて、
その原因と対策をお書きしてゆきたいと思います。
<次回へ続く>
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