コラム/2024-01-24
恋愛/結婚がうまくいかない①無意識の抵抗(2)解決ヒント下
<前回からの続き>
B.その適正比率に対してワガママ(正直)になる
前回の「A」でわかった自身の”適正比率”が、
もし生まれ持ったものだとすれば、
それを無視すると心が安定せず後々苦しむ事になる事が多いでしょう。
勿論、
自分の”耐性”の幅を広げるといった成長志向がある人は
多少無理しても構わないかも知れませんが・・・。
ですから、まずご自分の”適性比率”に基づいて、
(1)恋愛関係や婚姻関係を選ぶ/選ばない
(2)相手を選ぶ
(3)工夫してゆく
という事が大切だと思います。
※トラウマや成育環境等から後天的に生じた無意識と意識の葛藤によるもの
は後述したいと思います。そしてその葛藤の解消が成された後でも
無意識の抵抗がある場合は、今回のケースに当てはまると考えられます
(1)恋愛関係や婚姻関係を選ぶ/選ばない
もし、
ご自身に(トラウマや愛着の問題とは関係なく)
「③」(誰かと親密になる)の割合が殆ど無いと感じられた場合は、
恋愛関係や婚姻関係を選ばない、という選択肢も有りだと思います。
但し、
その場合は(特に「①」の割合が大きい人は)
周囲のプレッシャーを跳ねのけるワガママさや、
老後の不安等に屈しない強固な意志が必要になるかも知れません。
(2)相手を選ぶ
自身の「①」~「③」の”適正比率”とは相性が悪い相手が居る筈です。
例えば、
「①」(不快を避ける)は「10%」、
「②」(快刺激を求める)は「40%」、
「③」(誰かと親密になる)は「50%」の人は、
一人でまったりする事を好む相手にはウザがられてしまうかも知れません。
ですから、
相手の”適正比率”をいち早く知っておいた方が良いでしょう。
その為には、
「もし、一生遊んで暮らせるお金と時間がたっぷりあって、
しかも何でもできる外見と才能を身につけていて、
家族や周りの人は何をしても反対しないとすれば、
何がしたい?何が欲しい?どうなりたい?」
等の質問や、
「今迄で一番幸せを感じた場面は?」
等の質問を相手に投げかける事によって、
相手の適正比率を探っておくのが役に立つでしょう。
※これは趣味趣向の一致/不一致を探るのが目的ではなく、
あくまでも適正比率を探る為と考えましょう
(3)工夫してゆく
上記の”適正比率”的には「相性が良くない」と感じた相手でも
好きになったのであれば、そうそう諦める事は難しいと思います。
ならば、工夫をしてゆきましょう。
例えば、
「③」(誰かと親密になる)は「10%」くらいで、
「①」(不快を避ける)は「40%」、
「②」(快刺激を求める)は最も多く「50%」くらいだと感じられた方が、
「③」が多い相手と恋愛/婚姻関係になった場合は、
相手に合わせて一緒に居る時間は取るけれども、
好きなゲームや動画、本等に集中する、
或いは「面白い話をして!」等とワガママさを思い切って最初から出す、
或いはまた、
「友人と会う」とか「趣味の時間は譲れない」等と
理由を作って極力「①」と「②」を満たす時間を作る、等々。
逆に、
「③」(誰かと親密になる)が「50%」、
「①」(不快を避ける)は「40%」、
「②」(快刺激を求める)は「10%」くらいだと感じた方の相手が、
「③」が「10%」で「②」が「60%」くらいあったとすれば、
例えば、相手に自己開示し、
「あなたの趣味や交遊関係はとやかく言わないけど、
一緒に居ない時はこまめに連絡して!」
とか
「一緒に居る時間が少ないのなら、せめてその間だけは
私だけに集中して言葉やスキンシップで私を安心させて!」
とお願いする、等々。
次回からは、
「愛着の問題」によって、恋愛がいつもうまくいかない方
に向けて、その原因と対策をお書きしてゆきたいと思います。
<次回へ続く>
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