コラム/2024-04-08
恋愛/結婚がうまくいかない⑪話下手の改善のヒント(3)
<前回からの続き>
今回は、
類型(3)の
「(3)会話したい内容は浮かんで来るが言葉にする事に大きな抵抗がある」
方への改善のヒントをお書きします。
<話下手の為に恋愛/結婚がうまくいかない人の
改善のヒント(3)>
(類型3)
会話したい内容は浮かんで来るが言葉にする事に大きな抵抗がある
このタイプの方は以前の”原因”の所で述べましたが、
主に2つのタイプに分類されると思われます。
即ち、
①自分の快/不快>相手の快/不快
つまり、相手の不快反応に意識が集中し、
その反応から自分に生じる不快感情を避けようとして発話ができなくなる
と考えられます。
②相手の快/不快>自分の快/不快
つまり、相手の不快反応に意識が集中し、
その反応をもたらせてしまった自分に対して、
不快感情''(例えば後悔や自責等)を感じてしまうのを避けようとして''
発話ができなくなると考えられます。
ここで、
どちらにも共通している事は
「相手の不快」と「自分の不快」に意識が集中しているという事です。
だとすれば、
意識の向け先を「相手の快」と「自分の快」に変える事が有効だと思います。
(1)自分の快に意識を向ける
・「何を話したいか?」(自分にとっての”快”の話題)を予め決めておく。
・自分にとって”快”を感じる相手の表情や姿勢、身なり、仕草、声、
話の内容等に意識を向ける。
例:「(この人はオシャレで清潔そうだな・・・)」
「(優しそうな眼をしてる人だな・・・)」
「(無邪気に笑う所が好感を持てるよな・・・)」
「(声優さんみたいに良い声だなあ・・・)」
「(話が面白い人だな・・・)」
等々。
(2)自分が感じた”快”を言葉にする
・相手の不快を和らげる為の前置きの言葉の準備:
「間違ってるかも知れませんが・・・」
「失礼だったらごめんなさい・・・」
「馬鹿な事聞いてもいいですか?・・・」
等と”前置き”を考えておく
・相手が不快を感じた時の為のリカバーする言葉(言い訳)の準備:
「ごめんなさい・・・
私ってすぐ思った事言っちゃう悪い癖があって・・・
本当にごめんなさい」
「あ~・・・またやってしまった。友人からも言われるんですが、
”天然”でほんとごめんなさい」
等々。
・家族や友人との練習
上記の事を意識して、気が許せる人相手に実際に練習を重ねた上で
”本番”に挑みましょう。
例:「失礼だったらごめんなさい。あなたの声って、私の好きな声優の
〇〇さんに似てて、とても親近感を感じます」等々。
(3)相手の快に意識を向ける
・相手の表情や姿勢、仕草、声や話し方等から相手の”快”を感じる
・相手の快をふくらませる会話をする
例:
(相手が”推し”の話をしている時に、笑顔で声が弾んでる)
⇒自分はその”推し”の事を知らなくても
「へ~その人のどんな所が魅力的ですか?」
等と、話をふくらませる質問をしてゆく。
(4)再度、自分の快に意識を向けてそれを伝える
・相手の快を感じた結果、自分側に生じた快を伝える
例:
「あなたが〇〇さん(相手の”推し”)の事を楽しそうに話されるので、
私まで笑顔になっちゃいました。有難うございます。」等々。
※お独りでは難しい場合は、お気軽にご相談下さい
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