コラム/2017-07
2017/7/2 (日)
「言い訳」の勧め
「何であんな事をしたんだろう?!」
と過去の自分を責め続ける人。
「仕事もできず部屋にこもりっきりの自分はつくづくダメだ。
もう終わってる・・・」
と現在の自分を責め続ける人。
自分を責めていては前に進めないでしょう。
だから周囲の人は、
「自分を責めちゃダメ!」
「自分を許してあげなさい」
等と言うが、
「そんな事言われても・・・」
と、中々それができないから苦しんでいる。
もしあなたがそんな苦しい状態に置かれているのであれば、
「自分への言い訳」を考えてみませんか?
ー仮に、あなたと同じ事を過去にしてしまって
同じように自分を責めている友人がいるとすれば
あなたは何と言ってあげますか?
「あなたは確かに、○○してしまったけど、
あの時は余裕がなくて、そうするしかなかった
のではないかしら?
まさか、あんな事になるなんて予想できた?
あの時はそうするしかないと思ったから仕方がなかったのよ・・・」
また仮に、今あなたと同じ状態で身動きできずに
苦しんでいる友人には何と言ってあげますか?
「確かに今はまだ動けないけど、傷ついたし、
うつっぽくなってるから動くエネルギーが無くて当然だと思うわ。
でもそんな中でも”何とかしたい”と私に相談したり、
カウンセラーを探したり、
決して心まで折れたりしてないあなたは強いと思うわ」
上の例で、あなたが友人に言うであろう「慰め」や
「励まし・勇気づけ」を自分自身に言うとどうなるか?
を想像してみませんか?
「あの時の私は○○という事情があったから
△△するしか仕方がなかった・・・」
「今私が動けないのは○○だから仕方がない。
でもそんな中でも△△しようとしてるじゃん・・・」
→そうですね。これを自分に言うと「言い訳」
というものに当たると思います。
自分を責め続ける人は「言い訳しちゃダメだ」という
誰かの信念を鵜呑みにして、全部自分で責任を被って
しまい、苦しんでいる場合が多いと感じます。
もしそれがあなたに当てはまるのでしたら、
「言い訳」を沢山考えてゆきませんか?
できれば「言い訳」を思いつくまま箇条書きで沢山書き出して、
それを自分に言い聞かせてみるのも良いでしょう。
※但し普段から他者に責任転嫁する「言い訳癖」が
ある人にはお勧めできません(笑)