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calendar コラム/2022.03

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2022/3/30 (水)

対人恐怖・醜形恐怖等を克服するヒント①目標の修正

<前回からの続き>

今回と次回で、
”醜形恐怖”や”対人恐怖”から脱するヒント
をお書きしたいと思います。




<”醜形恐怖”や”対人恐怖”から脱するヒント>

①目標に向けての手段を変える、または手段を持つ


例えば、
”醜形恐怖”に悩んでいる人が整形しか考えてないのであれば、
化粧やファッション、髪型やダイエット等の手段を取り入れたり、
整形をも躊躇してるのであれば思い切って整形するのもいいかも知れません。


また、
”対人恐怖”に悩んでいる人で、もし誰からも嫌われない様になる為の
何の手段も持っていないのであれば、好かれるような雰囲気作り
ファッション、楽しい話題の提供、相手への思いやり・優しさ等の
手段を考え、それを実行してゆくのも有効でしょう。

②目標自体を変える


「誰一人として自分を傷つけない様に(否定・拒絶されない様に)
 理想通りの自分になる」事が目標だとすれば、
 それは恐らく永遠に叶わない目標だと言えるでしょう。

 何故なら、どんなに完璧に綺麗になってもどんなに好かれようとしても、
 そんなあなたを「認めるか否か?」や「好きになるか否か?」は
 相手の自由であって、こちらの努力が及ばないものだからです。

例えば、フィギュアスケートの羽生選手が、
「僕はこれだけの努力をしてこれだけの成績を残し続けているんだから、
 世の中の人全員僕を好きになって!全員僕を否定せずに認めて!」
という目標を立てても、それが叶う事は無いでしょう。

彼は、そうではなくて「世界最高得点を目指そう!」とか
「誰もやっていない4回転アクセルを成功させよう!」といった
自分側の努力次第で叶う可能性のある目標を掲げているのだと思います。

それで申しますと、例えば”醜形恐怖”や”対人恐怖”に悩んでいる人が
「どんな恐怖にでも耐えられるようなメンタルを目指そう!」
とか
「世界一のメイクアップアーチストになろう!」
とか
「誰にも負けないくらい、仕事や勉強を頑張ろう!」
とか
「ギネスに載る様な資格フォルダーになろう!」
等の自分側の努力次第で叶う可能性のある目標に変更するのも良いでしょう。

③目標の下方修正


例えば、
「誰よりも綺麗になろう!」
 とか
「誰からも嫌われない様にしよう!」だと、
ほぼ実現不可能なほど目標が高すぎる訳です。

ですから、当面の目標として
「せめてA子よりは綺麗になろう!」
とか
「目元だけは負けない様にしよう!」
とか
「B男にだけは好かれる様にしよう!」
とか
「C男にだけは馬鹿にされない様にしよう!」
等と、
より実現の可能性が高まる様な目標に下方修正する事も役に立つと思います。


※それでも
 「いや、そんな事では納得できない!」という欲張りな人(笑)は
 お気軽にご相談下さい。




次回は
「対人恐怖・醜形恐怖等を克服するヒントの②」として
”恐怖を和らげる”についてお書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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2022/3/28 (月)

何故対人恐怖・醜形恐怖等になるのか?②敏感さ

<前回からの続き>

前回、”醜形恐怖”や”対人恐怖”に悩んでいる人
「自分が理想とする完璧な目・鼻・口・体形・・」

「誰にも負けない理想的な顔や姿形」

或いは
「誰一人として僕を嫌わないで」
とか
「みんな全員僕を認めて欲しい、誰一人として馬鹿にしないで欲しい」
等といった高い目標を掲げて、

”妥協”や”諦め”を一切許さずに、それに邁進してゆく人達なのかも知れない
とお書きしました。


もしそうだとすれば何故その様な考え方にこだわる様になったのでしょうか?


私が思うにそれは「敏感さ(感受性の鋭さ)」が一因となっているのでは?
と考えます。

(※持って生まれた感覚過敏または、否定的・虐待的な環境で育った為に
  感覚過敏になる事も考えられる)


(先天的、後天的にかかわらず)「感覚過敏」が強いと
相手の否定・拒絶にも強く反応し、ことのほか深く傷ついてしまうでしょう。
(恥の意識)


ですから、
相手の否定・拒絶を強く怖れる様になり、否定・拒絶に対して
とても敏感になり、相手の顔色や反応に注意が集中する訳です。


そして、否定や拒絶を少しでも感じると更に傷つきますので、
それらを受けない様に防衛反応が働くのだと思います。


その防衛反応が働いた結果
「自分の悪い所を全て無くして、
 ”誰からも否定・拒絶を受けない完璧な顔や姿形”になりたい”、
 ”誰からも嫌われない自分になるんだ”」
という高い理想を作り上げ、それに拘り続けるのでは?と思います。


そりゃそうです。もう二度と傷つけられたくない(恥を感じたくない)
訳ですから・・・。


もしそうだとすれば、
どうすればその恐れや恐怖から脱する事ができるのでしょうか?

そのヒントを次回お書きしたいと思います。


※こういったお悩みをお持ちの方全てに当てはまるとは限りませんが、
 こういったケースも多々あると感じます

<次回へ続く>



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2022/3/25 (金)

何故対人恐怖・醜形恐怖等になるのか?①理想主義

<前回からの続き>

今回は
「何故”対人恐怖”や”醜形恐怖”になるのか?」についての私なりの考え
をお書きしたいと思います。


醜形恐怖に悩んでいる人が
「私の目が嫌い、鼻が嫌い、口元が嫌い・・・」等と感じているとすれば、
その人は一体どんな自分像を望んでいるのでしょうか?

恐らくそれは、
「自分が理想とする完璧な目・鼻・口・体形・・」

「誰にも負けない理想的な顔や姿形」
を目指してるのではないでしょうか?


また対人恐怖に悩んでいる人は、
「嫌われる事への恐怖」「馬鹿にされる事への恐怖」が非常に強く、
相手が自分を嫌っているのでは?とか馬鹿にしてるのでは?等に
異常に敏感になってしまっている状態と言えると思います。


つまりそれは、
「誰一人として僕を嫌わないで」
とか
「みんな全員僕を認めて欲しい、誰一人として馬鹿にしないで欲しい」
等といった”理想像”を追求していると言えるのではないでしょうか?


だとすればその方達は(大変失礼な言い方をすれば)
現実離れした理想主義者で、かなりの欲張りであるとも言えるでしょう。


一方、
”醜形恐怖”や”対人恐怖”がそこまで強くない人は
「私ってこんなものかな」
とか
「ま、僕の事を嫌う奴は放っておけばいいさ」等と
”ありのままの自分(の状態)を受け容れる”事ができている訳です。
そしてそこには”妥協”や”諦め”があると思います。


ところが”醜形恐怖””対人恐怖”に悩んでいる人は
”妥協”や”諦め”を一切許さずに、より高い目標を掲げてそれに邁進してゆく
人達なのかも知れません。


ですから周囲の人が
「あなたはそのままで充分素敵だよ!」
とか
「嫌われる勇気を持とうよ」
等と言っても、

それは「理想を捨てろ!」「妥協しろ!」「諦めろ!」という意味に変換
されてしまう訳ですから、おいそれとはその要求には応じられないと思います。


それでは何故そこまでの
(悪く言えば)理想主義者・完璧主義者に、
(良く言えば)高い目標を掲げて決して諦めずに妥協を許さないで
それを追求する凄い人になってしまうのでしょうか?


私なりに考えるその理由を次回お書きしたいと思います。


こういったお悩みをお持ちの方全てに当てはまるとは限りませんが、
 こういったケースも多々あると感じます

<次回へ続く>



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2022/3/23 (水)

対人恐怖・醜形恐怖等についての考察

「私の腫れぼったい一重の瞼が嫌い!鼻筋が通ってない所も嫌い!
 下唇が分厚い所も・・・あ~こんな自分じゃ外を歩けない!」


「今朝挨拶しても、友達は面倒臭そうに”お早う”と言った。
 仲の良いグループの中でも僕が話し出すと
 みんなつまらなさそうな顔をする。

 あ~きっとみんな僕の事が嫌いなんだ・・・
 そうならもう学校になんて行けない!」


以前にも「対人恐怖」や「醜形恐怖」についてお書きしたと思いますが、
 今回からは少し切り口を変えてお書きしたいと思います




”対人恐怖””醜形恐怖”で悩んでおられる方やその周囲の方は恐らく

「劣等感が原因だからそれを克服しなきゃ」
とか
「自己否定が強い」
とか
「自己肯定感を上げた方がいい」

等と感じたり、言われたりするのではないでしょうか?

確かに一面ではもっともなご意見だと思います。

⇒では何故そうなってしまったのでしょうか?


また、こういったケースで
「嫌われる勇気をお持ちなさい」
とか
「気にしなくて大丈夫だよ。あなたはそのままでも嫌われないし、
 充分魅力的よ!」
とか
「あなたにも素晴らしい所があるじゃない・・・それを認めてあげて!」

等と言われても、中々そうはできずに改善には結びつかないケースも多い
のではないでしょうか?

⇒それはいったい何故か?


そして、
⇒どうすればそこから脱出できるのか?


そういった事を次回からお書きしてゆきたいと思います。

<次回へ続く>



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2022/3/21 (月)

希死念慮・自殺念慮を無くすには?

<前回からの続き>

前回までに、

「”希死念慮”や”自殺念慮”等は幼い頃の主に親子関係で”愛されない絶望感”や
 ”誰も守ってくれる人のいない恐怖”に対して、そんな中でも生きていく為の
 防衛反応、つまり保険・切り札としての役割があったのでは?」

とお書きしました。


それでは、
どうすればその防衛反応を食い止めて幸せの方向へ舵を切る事ができる
のでしょうか?

今回はそのヒントをお書きしたいと思います。




<希死念慮・自殺念慮を無くすヒント>




①「子供の自分」と今の「大人の自分」を分離させてゆく


今の「大人の自分」=(自分の中の)「子供の自分」となっちゃうと
 「子供の自分」の悲しみに共感したり、絶望を癒したり、恐怖を和らげる存在
 がいなくなってしまいます。

 ですから日々の出来事によって、過去の辛い感情や恐怖、トラウマが
 誘発された場合は
 「あ、子供のミカちゃんが出て来た!」等とそれに気づいて客観視
 できる様になる事が望まれます。




②今の「大人の自分」が「子供の自分」に共感し、感謝し労う


「子供の自分」は逃げようの無い環境で、その幼い頭で精一杯考えた
 様々な防衛策を駆使して、何とか生き延びてくれた訳です。

 ですから決して「子供の自分」そのものやその防衛策
 (例えば”いざとなったら死のう”といった考え)を否定せずに、
 その子の悲しみや絶望感に共感し、
 (方法はともかくとして生き抜いてくれた勇気や頑張りに感謝し、
 労ってあげる事が必要だと思います。

 ※「今の私がこの子の理想のお母さんだとすれば、
   何て言ってあげるだろうか?」と考えて、
   その答えを「子供の自分」宛てに書いてあげたり、
   言ってあげる等も良いでしょう




③「子供の自分」の安全基地となれる様に、
  今の「大人の自分」を強化してゆく


「子供の自分」=今の「大人の自分」だとして生きて来た人にとっては
 「子供の自分」の親代わりになれる自信が無いと思います。

 そこで、
 今の「大人の自分」に自信をつけさせてあげる必要があるでしょう。

 例えば
  「そんな救いの無い戦場をどうやって今迄生きて来たのか?」
  「身も心もボロボロの中でもやって来た事は何か?」
  (例:学校に行ってた、受験勉強頑張った、怖いけど友人を作った、
     バイトや仕事、家事や育児をしている等)
  を考えてそれらを書き出して認めてあげる事も必要だと思います。

  (今の日々の生活の中で今日頑張った事・自分を褒めてあげたい事等を
   毎日書いてゆくのもいいでしょう) 




④今の「大人の自分」の安全基地としての役割を強化してゆく


「親としての自信」と「子の安心感・信頼感」は
  好ましい養育を繰り返し続ける事で育まれてゆくでしょう。

 例えば「子供の自分」の激しい感情が出てくる度にそれを書き出して
  「親の自分」として共感してあげる。

  そしてその「子供の自分」の感情や考え方がもし本当の自分の子供
  のものだとすれば、親としてどう寄り添ったり慰めたり励ましたり
  安心させたら良いのか?を考えて
  それを書き出してみて「子の自分」に言ってあげる、

  更には「今私は〇才でそんな危険な場所には居ないし、いざとなったら
  相手から逃げたり戦ったりできる」と安心感を与えてあげる
  も有効だと思います




⑤「親の自分」として「子供の自分」に夢や目標を伝える


何の希望もなく、生きる意味さえ見失っていた「子供の自分」に
 希望を与える事も親の役割だと思います。

 例えば「ミカちゃん、私は今25歳で事務のお仕事して自分の力で
  生きて行ってるの。将来は結婚して優しい旦那さんと旅行へ行ったり
  美味しい物食べたり楽しい会話をしたり、ごく普通の幸せを望んでるの」

  そして、その”幸せ”の場面を思い浮かべて
  イメージとして「子供の自分」に伝えてみるのもいいでしょう
 (「子供の自分」へはイメージの方が伝わり易いと思います)

  


この方法はトラウマに触れる場合もありますので、
 お独りでは難しい場合はお気軽にご相談下さい



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2022/3/18 (金)

希死念慮・自殺念慮は生きてゆく為に必要だった

<前回からの続き>

前回、

「”希死念慮”や”自殺念慮”、自傷行為や自殺企図は
 絶望や恐怖・不安やトラウマ等に対する生きてゆく為に必要不可欠な
 防衛反応である場合が多いと思われる」

「だから、その考え方を正そうとしたり、その行為を止めようとしても
 難しい場合が多い」

とお書きしました。

今回は私なりの理解で、その意味をお書きしたいと思います。

私は決して自死擁護論者ではありませんが)




幼少期の親(等の主養育者)との関係性の中で、
「親から大切にされている、愛されている」という実感が持てないと、
「愛してもらえないと生きてゆけないのに愛してもらえない」
 といった絶望と恐怖のドン底に投げ込まれます。

 それに加えて、自身が日々感じる不安や恐怖等の不快を癒してくれる
 ”安全・安心の基地”という感覚を親に対して持てない(=愛着障害)
 訳ですから、一人でその絶望感・恐怖・不安に向き合うしかなくなる
 でしょう。

★こうなってしまう理由として、親による虐待やネグレクト等は勿論ですが
 子供側の感覚過敏(+思い込み)から、誤解が生じてそう感じてしまった
 という事も考えられます。

そうなると、まるで幼い子供が守ってくれる人のいない戦場に放り込まれた
 様な状態になりますので、日々沢山の傷(トラウマ)を受け続け、
 日常が絶望や恐怖が渦巻く救いの無い世界に感じられるでしょう。

でも、そんな地獄絵図の中でも生きて行かないとなりません。
 そこで、「逃げる」「戦う」「服従する」「凍り付く」等の
 恐怖・脅威や不安に対する動物由来の防衛反応を駆使してゆく訳です。

その防衛策の中でも「自分の命だけはいつでも終わらせる事ができる」
 という考え方が”救い”となる場合もあるでしょう。

 即ち、”生存欲求”と戦って勝利すれば、全ての絶望・恐怖・不安から
 逃れられる訳です。

 そして、それが唯一自分で自由にコントロールできる部分だと信じ込んだ
 のだと思います。

そうして「いざとなったら、全てを終わらせる事ができる」
 という安心感にすがって、何とか”戦場”を生き延びて来た訳です。




それでは次回は「”希死念慮”や”自殺念慮”等の防衛反応のパターンを
どうすれば変えられるか?」のヒントについてお書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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2022/3/16 (水)

希死念慮・自殺念慮が止められない方へ

「あ~また部長に叱られた。どこの会社に行っても私は必要とされない
 ・・・。こんな私なんてこの世にいない方がいいんだろうなあ。」

「クラスのみんなが私の事を嫌っている。友達が欲しくても表面だけで
 誰も私の事なんて好きになってくれない。いっその事死んじゃいたいなあ
・・・」と今日も自傷行為をしてしまう。

所謂、「希死念慮」「自殺念慮」、或いは自傷行為自殺企図
お悩みになってお越しになる方(や当事者のご家族の方)も多いです。

そんな悩みを抱えた方に、周りのご家族や友人達が
「そんな事思わないで!あなたはかけがえの無い存在なの」
とか

「考え過ぎじゃない?もっと前向きに考えたら?」
等といくら慰めたり、諭しても中々そういった考え方や行動は
止める事が難しいと思います。

それはどうしてなのでしょうか?


私の知識と臨床での経験から考察しますと、

「希死念慮」「自殺念慮」はその人にとっては
恐怖・不安やトラウマ等に対する「生きてゆく為に」必要不可欠な
防衛反応である場合が多いと思われるからです。

だとすれば、
その考えを”正そう”とされたり、無くそうとされると、
無防備な状態で絶望や恐怖・不安、トラウマ等に晒される
事になりますので、激しい抵抗が生じる訳です。


その辺りを次回詳しくお書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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2022/3/14 (月)

メンタルの悩み~どこへ相談するか迷っている方へ⑥

<前回からの続き>

~どういったお医者さんやカウンセラーを選べば良いのか?~

①メンタルクリニック編


メンタルクリニックでは保険点数の都合もあり、
医師が行う「精神療法」は5分で終わるケースも少なくありません。

これだとほぼ薬を処方する為の見立ての問診になってしまうかも知れません。

また、誤診が起きやすい症状もありますので、
「トラウマや発達障害(神経発達症)が絡んでいないか?」
等の的確な見立てが必要だと思われますが、
残念ながら、この辺りの経験が少ないお医者さんもいらっしゃる様です。

(また、解離性同一性障害(多重人格)に懐疑的なお医者さんも
 いらっしゃる様です)

更には、医学は科学ですので心理学的な教育は殆ど受けませんので、
共感してもらえなかったり、中には傷つけられたと感じるケースもある
かも知れません。

但し、
心理学を取り入れられたり、トラウマ処理等の利益度外視の丁寧な精神療法
をなさるお医者さんや発達障害や複雑性PTSD等についてご経験豊富な
お医者さんもいらっしゃいますので、
該当しそうな方は、そういったお医者さんを探されるのも良いと思います。

②心理カウンセラー編


心理学的知識、脳神経科学的な知識、精神疾患の知識とそれらの経験
を欠いているカウンセラーは論外ですが、

それらの教育を受けて来られた臨床心理士公認心理師の中でも、
性格的な問題で共感力に欠けたり、クライアントさんをコントロール
しようとしたり依存させてしまう様なカウンセラーもいらっしゃる様です。

また「心理学のどの学派で教育を受けて来たか?」によって、
傾聴主体(ロジャーズ派等)であったり、認知行動療法主体であったり等、
その心理士(師)が得意とする技法があります。

そうなると
例えば、傾聴によって性格改善できるのか?と言うと難しいでしょうし、
認知行動療法でトラウマ処理できるのか?という問題が生じるでしょう。

(もっとも最近は認知行動療法もマインドフルネス等、感情を扱ったり
 EМDR等のトラウマ処理の技法も積極的に取り入れる方向には
 行ってますが)

ですから、
ちゃんとした知識と経験を有し共感力が高く
決して得意な技法を押し付けずにクライアントさんに応じた柔軟な技法
が使える様なカウンセラーを選ばれるのが良いと思います。


※メンタルクリニックでのカウンセリングについて

 最近、メンタルクリニックで公認心理師がカウンセリングを行うケースも
 増えて来てると思いますが、

 「精神科医師等と臨床心理技術者が”共同”で精神療法を行う場合は
  診療報酬制度の対象であるが、
  臨床心理技術者が単独で行う精神療法は、診療報酬制度の対象外である」
(要は保険が効かない)とされています。

 それ故、医師の指示に従ってのカウンセリングになりますので、
 心理師の自由度が少なくなるであろう点や薬物療法との併用が主体となる
 であろう点、対応できるお悩みが制限される点、等が考えられます。

いずれにしましても、
ご自分に合ったお医者さんやカウンセラーが見つかる様に
根気よく探されるのが良いと思います。


もし、
 「自分に合った所が中々見つからない」という方がいらっしゃいましたら、
 お気軽にご連絡下さい。



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2022/3/11 (金)

メンタルの悩み~どこへ相談するか迷っている方へ⑤

<前回からの続き>


~メンタルクリニックの薬物治療と心理カウンセリングの併用~

例えば、
「私は骨折し易く、しょっちゅう怪我をしてしまう」
という方がいらっしゃったとします。

骨折したら、当然麻酔や痛み止め使ったり、ギプスで固定したり、
ボルトを入れたりすると思います。

そして、それらの物理的な処置に加えて、
「骨折しない様な工夫」「骨折しない様な体作り」等を
併せて行ってゆくのはどうでしょうか?


メンタルの問題でも同様に、例えば
「パニックが起きそう」な時には頓服的に薬を用いながら、
パニックにならない様な、思考・感情・行動のパターンに変えたり、
トラウマを処理したりする心理学的なサポートも併用する方が
より根本的な治癒に繋がってゆくと考えられます。

ですから、今お医者さんの薬だけでカウンセリングは受けてなく、
でも「そんな自分を変えたい」という方には、薬物療法に加えて
心理カウンセリングを併用されるのが良いと思います。
(※可能であればお医者さんにご相談の上で)

次回は、「どういったお医者さんやカウンセラーを選べば良いのか?」
についてお書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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2022/3/9 (水)

メンタルの悩み~どこへ相談するか迷っている方へ④

<前回からの続き>


~まず、心理カウンセリングへ行くべきお悩み~

①薬では良くならないのでは?と感じるお悩み

⇒お医者さんは基本、薬で治療する場所ですので、
 以下の様な場合は、カウンセリングの適用範囲であると思います。

例:

「自己肯定感が低い」

「夫婦関係・対人関係で悩んでいる」

「恋愛でいつも同じパターンを繰り返してしまう」

「依存症の様な気がする」

「摂食障害を改善したい」

「対人恐怖?」

「特定の物が怖い」

「見捨てられ不安が強い」

「発達障害では?」

「過去の出来事を後悔している」

「アダルトチルドレンでは?」

「(傷ついた)インナーチャイルドを癒したい」

「HSPでは?」

「生きる意味が見いだせない」

「どっちを選んだら良いのか?自分で決められない」

「人格(パーソナリティー)障害かも?」

「過去のトラウマがフラッシュバックする=PTSD?」

②自分以外の人による悩み

⇒例えば、

「子供の不登校・引きこもり、家庭内暴力で困ってる」

「夫のDV・モラハラ・ギャンブル依存に困っている」

「どこの職場でもパワハラやいじめに遭う」

「彼が最近冷たい」
等。

こういった第三者によって引き起こされるお悩みは
当然その相手に薬を飲ませる訳には行かないでしょう。

カウンセリングの場合は「自分の対応や言動を変える」事によって
相手のそれらを変える「家族療法」というのがありますので、
”問題”があるご主人やお子さん、彼氏さんがお越しにならなくても、
それらの問題行動が無くなってゆく、というお手伝いができます。

それでは次回は
「メンタルクリニックの薬物治療と心理カウンセリングの併用」
についてお書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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2022/3/7 (月)

メンタルの悩み~どこへ相談するか迷っている方へ③

<前回からの続き>


~まず、医者(精神科・心療内科)へ行くべきお悩み~

①急性期の統合失調症、うつ病、双極性障害(そううつ病)等

⇒所謂「精神病」と分類される疾患に襲われ、
 「聞こえて来る”声”に取りつかれている様な状態」

 「しんどくて起き上がれず、話す元気も無い」

 「躁状態で手が付けられない」

 等といった、「対話ができない状態」の場合は、
 対話を基にするカウンセリングよりは
 先にお医者さんに行かれた方が良いと思います。

※1:私の場合はこういった状態の方がお越しになった場合は
   お医者さんに行かれる様に促します。

※2:但し、「解離性(同一性)障害」や「複雑性PTSD」や
   「パーソナリティー障害」や「ある種の発達障害(神経発達症)」
   と「統合失調症」、
   「ASD(自閉スペクトラム症)」+「ADHD(注意欠如・多動症)」
   と「双極性障害」
   は判別が付きにくい場合もあり、誤診では?と思われるケースに
   何度か遭遇しました。
   ですからできればセカンドオピニオンを採られた方が良いと思います。

②診断書が必要な場合

精神障害者保健福祉手帳の交付休職・休学をされる場合は、
 医師の診断書が必要になります。
 その様な場合はまずは医師の診断をお受け下さい。

※3:私の場合は「①」「②」以外の症状・ケースでしたら
   全て対応差し上げる事ができます。

それでは次回は「まず、心理カウンセリングへ行くべきお悩み」
についてお書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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2022/3/4 (金)

メンタルの悩み~どこへ相談するか迷っている方へ②

<前回からの続き>

~精神科・心療内科とカウンセリングの違い~

お医者さん「病気の診断」「脳」「薬」のプロですので、
「~症」や「~障害」と診断を下し、薬を処方する所です。

逆に「心」や「心理」等といった曖昧な(非科学的な?)ものは
扱わない医師の方も多いと思います。

ですから、
「薬をのみ続けたり、症状が襲って来る度に薬を飲んででも、
 今すぐ、その辛さを軽減したい」
という方には合っていると思います。


一方、心理カウンセリングは「心理学」をベースにしていますので、
薬を使わずに主に対話によって今のお悩みや症状の基となっている
「思考」や「感情」、「行動」等のパターンを見出し、

それを変えてゆく事を促し、結果としてお悩みや症状の消失・軽減
を目標にします。(心理学の学派によって微妙に違いますが・・・)

例えば、
拒食症(神経性食欲不振症)によって命の危険がある様な
低体重・低栄養状態に陥った人は悠長にカウンセリングをしている場合
ではなく、一刻も早く入院し点滴を打たないといけないでしょう。

逆に命の危険がおさまった拒食症の人には、
その基となると考えられるトラウマを癒したり、
拒食症を維持してしまう様なボディーイメージや思考・感情・行動等の
パターンを変えてゆくカウンセリングが有効だと思われます。


料金の面では、
 病院(メンタルクリニック)では当然保険適用されますが
 心理カウンセリングルーム(臨床心理士・公認心理師等)では
 保険適用外となります。


それでは次回は、
「まず、医者(精神科・心療内科)へ行くべきお悩み」
についてお書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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2022/3/2 (水)

メンタルの悩み~どこへ相談するか迷っている方へ①

~様々なメンタルのお悩みの例~

「うつっぽい」

「不安が止まらない」

「性格を変えたい」

「自己肯定感が低い」

「夫婦関係・対人関係で悩んでいる」

「恋愛でいつも同じパターンを繰り返してしまう」

「依存症の様な気がする」

「摂食障害を改善したい」

「過呼吸・ドキドキで倒れそう=パニック障害?」

「対人恐怖?」

「特定の物が怖い」

「見捨てられ不安が強い」

「強迫性障害では?」

「発達障害では?」

「子供が不登校で家で暴れている」

「モラハラ・パワハラ・DVで悩んでいる」

「自傷行為、希死念慮が止まらない」

「過去の出来事を後悔している」

「アダルトチルドレンでは?」

「(傷ついた)インナーチャイルドを癒したい」

「HSPでは?」

「生きる意味が見いだせない」

「どっちを選んだら良いのか?自分で決められない」

「感情を抑えられない」

「人格(パーソナリティー)障害かも?」

「双極性障害(そううつ病)かも?」

「過去のトラウマがフラッシュバックする=PTSD?」

「声が聞こえる=統合失調症?解離性(同一性)障害?」

etc・・・。

私は基本的には、どんなメンタルのお悩みでもお断りしませんので、
この10年間の約4,000名の方のカウンセリングを通して、
人が抱えるほぼ全てのメンタルのお悩みの改善・解決のお手伝い
を差し上げて参りました。


ただ、初めて相談機関を利用される方は
「私の悩みはまずどこへ行ったらいいんだろうか?・・・
 精神科?心療内科?カウンセリング?」とお悩みになると思います。


そこで今回からはお悩み・症状別にどこへ相談に行けば良いのか?
の目安になる様な記事をお書きしてゆきたいと思います。

<次回へ続く>



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